チリの大手ワインメーカーの1つ、コノスルがつくるシャルドネのセカンドワイン「コノスル シングルビンヤード シャルドネ」の特徴の初心者向け徹底解説です。
コノスル シングルビンヤード シャルドネの特徴は、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのニュアンスのハーモニーです。
というわけではじめます。
シングルビンヤード シャルドネとは

コノスル シングルビンヤード シャルドネは、コノスルがつくるシャルドネのセカンドワインです。
ビシクレタ レゼルバ、オーガニック、グリーンソサエティの各シリーズのシャルドネより、厳選された畑のブドウを使って、ワインを造っているからです。
具体的には、以下のブドウを使用しています。
- チリ沿岸部の冷涼な気候のカサブランカ ヴァレーにある、
- エル・センティネラ葡萄園の
- 第5区画「Quebrada Alta(ケブラダ・アルタ)」のぶどう。
といわけで、コノスル シングルビンヤード シャルドネは、コノスルがつくるシャルドネのセカンドワインです。
コノスルがつくるシャルドネのトップキュベは、20バレル シャルドネ リミテッド エディションです。
特徴

コノスル シングルビンヤード シャルドネの特徴は、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのニュアンスのハーモニーです。
なぜなら、赤粘土土壌と冷涼な気候で育ったブドウを、全房発酵し、フレンチオークで熟成しているからです。
赤粘土土壌ではミネラル感のあるシャルドネが育ちます。
冷涼な気候で育つぶどうは、酸が残ったまま育つため、エレガントな酸のあるワインに仕上がります。
全房発酵で、主発酵することによって、アロマ豊かなワインに仕上がります
またぶどうの20%をフレンチオークで、熟成することによって、ほんのりとしたクリーミーな香味になります。
というわけで、コノスル シングルビンヤード シャルドネの特徴は、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのニュアンスのハーモニーです。
香り&味わいと、テロワールの関係

コノスル シングルビンヤード シャルドネの香りと味わいについては、公式サイトには、以下の記載があります。
香りについて
新鮮な柑橘系果実やリンゴのような果実香とトロピカルフルーツのようなアロマ、オレンジの花ような柔らかな香りが感じられ、樽熟成由来のヴァニラのニュアンスが程よく楽しめる。味わいについて
シングルヴィンヤード | コノスルラヴァーズ
ふくよかな辛口。豊かな酸とボリューム感のあるボディ、凝縮された果実味とのバランスが取れていて、ミネラル感やクリーミーな余韻が楽しめる。
これらの香りと味わいを生みだしているコノスル シングルビンヤード シャルドネが生まれるカサブランカ ヴァレーのテロワールの説明を、補足します。
- 豊富な日照量
- 冷涼気候
- 赤粘土土壌
では補足を…
豊富な日照量
シングルビンヤード シャルドネが生まれるカサブランカ ヴァレーは、日照量が豊富です。
なぜなら、ブドウが育つ夏季に、ほとんど雨が降らず、ほぼ快晴が続くためです。
日照量が豊富だと、果実味が凝縮され、芳醇なアロマとなります。マンゴー、パパイヤ、ピーチなどのトロピカルフルーツ系や、オレンジの花ような柔らかな香りが強調されるのです。
というわけで、カサブランカ ヴァレーは、日照量が豊富です。
カサブランカ ヴァレーは、年間日照時間が約2,500〜3,000時間といわれています。
ブルゴーニュは、約60〜70%の約1,800〜2,000時間。
東京は、約63〜76%の約1900時間。
カサブランカ ヴァレーが日照時間が豊富なことがよくわかります。
冷涼気候
シングルビンヤード シャルドネが生まれるカサブランカ ヴァレーは、冷涼気候です。
なぜなら、西にある太平洋のフンボルト寒流を大きく受けるからです。
冷涼気候でのゆっくりした熟成により、柑橘系や青リンゴのような果実香がうまれるのです。
さらに、豊かな酸も生まれるため、きれいな酸味とリッチな果実味を備えた滑らかで香り豊かなワインのコノスル シングルビンヤード シャルドネが出来上がるのです。
というわけで、カサブランカ ヴァレーは、冷涼気候です。
冷涼気候は、主にフンボルト寒流がうみだす、冷たい海風(というか冷たい強風)が生みだしています。
そのため、南緯33°という緯度の低さにも変わらず、年間平均気温は13〜18℃。夏場でも日中25℃程度です。
南緯33°のイメージとしては、(北緯になりますが)日本だと高知県あたりになります。
赤粘土土壌
シングルビンヤード シャルドネが生まれる、カサブランカヴァレーのエル・センティネラ葡萄園の土壌は、赤粘土土壌です。
赤粘土土壌で育つ、シャルドネのワインには、以下の特徴があります。
- 粘土の保湿性により、成熟が進みやすく酸が丸くなる
- ややクリーミーで、樽発酵と合わせるとバターのようなニュアンスが出やすい
このため、コノスル シングルビンヤード シャルドネは、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのニュアンスのハーモニーが美しいワインに仕上がっているのです。
というわけで、シングルビンヤード シャルドネが生まれる、カサブランカヴァレーのエル・センティネラ葡萄園の土壌は、赤粘土土壌です。
カサブランカヴァレーの土壌には、赤粘土土壌以外にも、以下の土壌があります。
- 花崗岩質土壌
- 砂質ローム土壌
- 石灰岩質土壌
おすすめペアリング

ということで、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのハーモニーが美しいコノスル シングルビンヤード シャルドネの特徴を活かしたペアリングのおすすめは以下のとおりです。
- シーフード料理
- 白身魚のムニエル
軽いバター風味がワインの樽香とマッチ。 - カニのクリームパスタ
樽の風味がクリーミーなソースと好相性。酸味も加わるトマトクリームパスタも👍
- 白身魚のムニエル
- 鶏肉料理
- ローストチキン
皮のカリッとした食感とジューシーな肉が、ワインのバランス感と調和。 - チキンのレモンハーブ焼き
フレッシュな酸味がシャルドネの果実味を引き立てます。
- ローストチキン
- 豚肉料理
- しゃぶしゃぶ
シンプルながら奥深い味わいの豚しゃぶと、複雑さとバランスの取れたシャルドネが織りなす、ワインと料理のハーモニーが最高
- しゃぶしゃぶ
- チーズペアリング
- カマンベールやブリー
熟成が浅めのものが、ワインの酸味と調和。
- カマンベールやブリー
個人的には、ローストチキンかな。
まとめ

というわけで、チリの大手ワインメーカーの1つ、コノスルがつくるシャルドネのセカンドワイン「コノスル シングルビンヤード シャルドネ」の特徴の初心者向け徹底解説でした。
コノスル シングルビンヤード シャルドネの特徴は、豊かなアロマ、かつエレガントな酸 & ミネラル感と、ほのかなバニラのニュアンスのハーモニーです。
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