Hola(オラ)〜
スーパーなどのワイン売り場で見かけるカッシェロ・デル・ディアブロと、コノスル。私もよくお世話になっています。
実は、シチュエーションで使い分けて、美味しく飲む方法があるんです。今日はそのご紹介です。
使い分けて、美味しく飲む方法

カッシェロ・デル・ディアブロと、コノスルを、使い分けて、美味しく飲む方法は、以下のとおりです。
理由は以下のとおりです。
- カッシェロ・デル・ディアブロを生産しているコンチャ・イ・トロ社は、伝統と高品質を重視するプレミアムワインに特化している会社だから
- コノスル社は、モダンで親しみやすいブランドイメージで、若者やカジュアルワイン愛好者をターゲットにしているから
では、その理由を…
ディアブロとコノスルの関係

カッシェロ・デル・ディアブロを生産しているコンチャ・イ・トロ社とコノスル社は、実は、親会社と子会社の関係にあります。
チリ最大規模のワイン会社であり、世界中で人気のワインを生産しているコンチャ・イ・トロ社。
1880年代設立の伝統ある会社で、伝統と高品質を重視するプレミアムワインを造っていました。「カッシェロ・デル・ディアブロ」シリーズや、世界を席巻したスーパープレミアムワイン「ドン・メルチョー」などです。
設立以降、コンチャ・イ・トロ社は、チリ最大規模のワイン会社であり、世界中で人気のワインを生産してきました。
しかし1990年代になると、ワイン業界では環境意識が高まり、オーガニックやサステイナブルワインの需要が拡大します。
そこで、コンチャ・イ・トロ社は、新しいブランドとして環境に特化した「コノスル」を、子会社として1993年に設立することにしたのです。
というわけで、カッシェロ・デル・ディアブロを生産しているコンチャ・イ・トロ社とコノスル社は、実は、親会社と子会社の関係にあります。
伝統と高品質を重視するコンチャ・イ・トロ

コンチャ・イ・トロ社は、カッシェロ・デル・ディアブロだけでなく、伝統と高品質を重視するプレミアムワインのブランドワインを造っています。
具体的には、以下のブランドです。
上記は、すべてカッシェロ・デル・ディアブロ以上の価格帯の上級キュベです。
というわけで、コンチャ・イ・トロ社は、カッシェロ・デル・ディアブロだけでなく、伝統と高品質を重視するプレミアムワインのブランドワインを造っています。
環境を重視するコノスル

コノスル社は、環境重視に特化したワイン造りを行っています。
たとえば、サステナブルを前面に出した、オーガニックシリーズや、グリーンソサエティーシリーズです。
具体的に「コノスル」が環境重視でやっている一部をご紹介すると…
ワイナリーとしては世界で初めて「カーボン・ニュートラル・デリバリー・ステータス」を取得しました。
畑一帯には、バイオコリドー(Biocorredor)という、異なる自然生態系や保護地域をつなぐ、生物多様性の「回廊(通り道)」を造っています。

具体的には、ガチョウや羊などの動物、蜜蜂や蝶などの昆虫、ハーブなどの様々な植物が存在し、生態系が健康な状態で維持されるようにしています。
というわけで、コノスル社は、環境重視に特化したワイン造りを行っています。
両社のワイン造り、コンセプトの違い
コンチャ・イ・トロ社とコノスル社のワイン造り、コンセプトの違いを、整理して見てみましょう。
項目 | コンチャ・イ・トロ社 | コノスル社 |
---|---|---|
スタイル | 伝統的・クラシカル。フルボディの赤・白ワインが中心 | モダンでフルーティ・自然派が強み |
生産方法 | 品種ごとに異なる土壌と気候を最大限に活用 | サステイナブル農法、オーガニック栽培に力を入れている |
価格帯 | 中高価格帯(プレミアムも) | 手頃な価格帯が中心、一部プレミアムあり |
コンチャ・イ・トロ社とコノスル社の公式サイトのブランド構成をみると、より一層ワイン造り、コンセプトの違いがわかります。

まとめ

というわけで、カッシェロ・デル・ディアブロと、コノスルを、シチュエーションで使い分けて、美味しく飲む方法を説明してきました。
使い分けるポイントは以下のとおりです。
ちなみに私は最近、コノスルとエスニック料理にハマっています。
では、Caio(チャオ)〜
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